2009-01-01から1年間の記事一覧

何事も変化し続ける世に対し、いつまでも変わらない月よ 変わること、変わらないこと。 どちらも時に美しく、時に醜い。 判断するのはさまざまな人。 なればこそ、さまざまな答えがあるのでしょう。

なんだかんだといいつつ、もう九月も半ば。 八月中ちょっとしたことがあり一月近く昼夜逆転した生活を送っていましたがなかなかにつらいものです。 虫の声が映える季節となりました。 彼らは、彼らの想いを遂げられるのか。 余談ですがそろそろ雑文も書かな…

なにごとも 変はりのみゆく 世の中に おなじかげにて すめる月かな

西行

修行が足りず、未だ極楽には至れない。死へと続く私の時間よ、もうしばらくの猶予を。 ひつじのあゆみ=必死の歩み、だと思いますが、ただ死ぬための人生は悲しすぎます。 せめて何かを成し遂げて、成し終えてから死出へと旅立ちたいものです。

暑い日々が続いています。 夏が苦手な自分にとって非常に心苦しいものです。 もうすぐ、盆です。 還ってくる人々に居場所のあらんことを。 たまにはシナリオの感想というものを。 以下、知らない人にとってはどうでもいい言葉の羅列が続きます。

極楽へ まだ我が心 ゆきつかず ひつじのあゆみ しばしとどまれ

慈円

うたた寝は風でさめても、迷いは覚めることは無い 迷っても、いつか進めれば。

もう夏真っ盛りとなってしまいました。 齢を重ねると時の経つのが速く感じられるとは言いますが、まったく本当だと実感させられます。 そうして思うことは、時間が経つことに慣れてしまったんだろうかということです。 やることが多くてすぐに時間がたった遠…

うたたねは 荻ふく風に おどろけど 永き夢路ぞ さむる時なき

崇徳院 お久しぶりです。 一時期、身体を壊し、医者からきつい言葉を受けました。 それに伴いずいぶんと弱気になっていたとはいえ、前回の雑記はあまりにもひどいものでした。 そんな私にありがたいお言葉を拍手にて送ってくれた方に対して多大なる感謝を。 …

無題

私、死にませんよね?

月の軌跡を眺めていたら、天の川の河口は海に繋がっていた。 見たものをそのまま表現する歌人、見たものを科学や常識といったフィルターを通す現代人。 一概にどちらがいいともいえない。 世の中はこんなことばかりです。

ずいぶんと間が空いてしまいました。 もともと辺鄙であるこの地がより辺鄙になるというものです。 忙殺される日々から漸く開放され、精神的にだいぶ余裕が出てきたような気がします。 ゆるりと漫画を読みました。 漫画だから、ゲームだから、と軽視する人が…

照る月の ながるる見れば 天の川 いづる湊は 海にぞありける

紀貫之

燕が来ると時同じくして雁は故郷を思いつつ帰っていく 春は出会いと別れの季節。 それなのに、出会いが強調されている気がするのは偶然でしょうか。

もう、五月です。 余裕がなく、何もできない日々が続いています。 実に苦しく、実に不甲斐ない。 今回は言の葉を残しておきます。 最後の文こそが核ですが、状況を深めるため、前の部分も。 「君がうらやましいよ この世に未練を残すほどいろんなものを手に…

燕来る 時になりぬと 雁がねは 国偲ひつつ 雲隠り鳴く

大伴家持

なんとなく春になったと聞いた日より吉野の山が気になる。 吉野は桜の名所であり、現代でも春といわれて桜を思い浮かぶ人が多いと思います。 もっとも、桜よりも花見酒がメインでしょうが。

なんだかんだといいつつも、この雑記が一周年を迎えているようですね。 よくも、まあ、続いたと思います。 未だ春とはいえない寒さが残ってはいますが、確実に日は廻るのでしょう。 拍手返信 <灯さん ご感想ありがとうございます。 楽しめたならこちらとし…

なにとなく 春になりぬと 聞く日より 心にかかる み吉野の山

西行

まさかの二段組で。 個人的に思ったことを。 やはり隠しておきます。

久しぶりに。 少しだけ真面目に。 毎度の如く隠しておきます。

手にすくった水に映る月のごとく、あるのか無いのかわからない儚い生だった。 せめて、あると感じていたいものです。

休日を利用して旧友に会いました。 私自身の交友関係の狭さに呆れつつ、時間の流れを感じました。 いつまでも、あんな馬鹿なことを言い合う仲でありたいものです。 四月も近いというのに雪が降りしきっています。 春はまだ、遠いですね。 さて、では前回の言…

手にむすぶ 水にやどれる 月影の あるかなきかの 世にこそありけれ

紀貫之

竹林のざわめきが静まる夕暮れ時の趣は秋に限った話ではない。 いいものはいつでもいい、ということでしょうか。 旬にこだわるのも一興、されど周りを見渡して見つかる日常もまた。

三月も半ばですがあいも変わらず雪がちらつき、冷え込みます。 春よ、来いとはいいませんが長すぎるのもいかがなものかと思います。 まあ、春の陽気はある意味天敵でもありますが。 さて、では前回の言の葉を。 「Melty Blood」ストーリーモードよりワラキア…

竹の葉に 風吹きよわる 夕暮の 物のあはれは 秋としもなし

後鳥羽院

散るなら私も一緒に。この世はもう嫌だから。 いつの世の中でも嫌な世の中、世も末とは言いますが、ここまで厭われた世の中とは。 そして、現代を西行が見たらどう評価するのでしょうか。 自分がいたときよりもましか、それとも。

三月となりました。 とはいっても相変わらず冷える朝でしたが。 色々と考えてしまうことも多いですが、ゆっくりとあと一月ゆるりと過ごしたいものです。 さて、予告どおり出典を。 「王ドロボウJING」よりドクトル・シュペートレーゼの言葉です。 私は芸…

もろともに 我をも具して 散りね花 うき世をいとふ 心ある身ぞ

西行