2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

題名にも登場した蛍ですか、最近本当に減ってきているように思われます。 世界最大といわれるゲンジホタルですが、あの蛍光色はどこへいったことやら。 いまや水田も農薬のおかげでホタルは住めなくなっています。 それでも蛙は健在ですが。 ただ、農薬を使…

木の間に見えるのは蛍か、漁に向かう海女達の船の灯か この作者は六歌仙の一人ですがその詳細は殆ど知られておらず、また現存する歌もたったの二首しかありません。 山に住んでいたといわれていますからおそらくそのときの歌と思われます。 仙人のような生活…

さて、明日はもう八月です。 梅雨が明けたというのにどうも最近は雨が多いように見受けられます。 しかも、豪雨が多い。 じめじめしていて非常にすごしにくいです。 本もゆっくり読んでいられません。 困ったものです。

木の間より 見ゆるは谷の 蛍かも いさりに海人の 海へ行くかも

喜撰法師

さて、今回も非常につまらない話を。 今回は妙な考察ではありません。

雲の向こうへと飛んでいく雁もこのような姿になるとは 料理される直前、調理場にて羽を毟られた姿を見て詠んだ歌だといわれています。 自由とは他からの干渉によって簡単に崩れ逝くもの、ということでしょうか。

ふと思ったことですが、このブログは分類するなら一体何になるのでしょうか。 あと二週間もすれば盆です。 それが過ぎれば、このうだるような暑さも軽減されるのでしょうか。 そう考えると、霊である先祖が生気(熱)を此岸から彼岸へと奪っていると考えてもい…

あはれなり 雲井のよそに 行く雁も かかる姿に なりぬと思へば

源実朝

竹取物語、仏の御鉢より。 恥を捨ててまですがりたい、と詠んだ彼ですが果たしてその後どう暮らしていくつもりだったのでしょうか。

もうすぐ、八月になります。 特に何があるというわけではありませんが、まったく光陰矢の如しとはよく言ったものです。 一年後、果ては五年後、私はどうしていることやら。

しら山に あへば光の 失するかと はちを捨てても たのまるるかな

石作皇子

さて、久しぶりにどうでもいい話を。

鎌倉幕府の終焉、それはあっけないものでした。 彼が遺した歌には諦観が漂っています。 こんなにも儚い世だから、憂いや悲しみがある 彼は何を悲しみ、憂いたのか。 自分についてか、それとも現世の、ひいては後の世をか。

いろいろとよしなしごとが脳裏をよぎります。 ふと恩師の言葉が思い起こされたので綴っておくとしましょうか 「できないとやらないは違う」 今でもとても重い言葉です。 いえ、今だからこそ、心に留めておきたい言葉です。

かくてのみ ありてはかなき 世の中を 憂しとやいはむ 哀とやいはむ

源実朝

現世では逢えずとも来世では逢おう そんな歌だったと思います。 怨霊になってまで現世に留まり続けた彼が次なる生へと向かえるのはいつのことでしょうか。 リドリーさんの案を採用させていただきました。 この場を借りてお礼申し上げます。

暑いです。 今年は暑いようです。私にとってはとてもつらいです。 のんびりと本を読むことすら間々なりません。 これは死活問題です。 ホラーのような小説を少しづつ区切りながら読むのはどうだろうと思う日でした。夏は夜とはよく言ったものですが、冬もま…

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わむとぞ思ふ

崇徳院

私はどんでん返しを好みます。 推理小説において事件が終わった後、エピローグの最後の一言においてひっくり返される瞬間など感慨の極みです。 浦瀬ヒガタさんのSRC作品「死神探偵スズキ」のとある話における展開などはプレイしていて心躍りました。 (SRCに…

空に浮かぶ月の光を雲の隙間より見ることも無く、暗闇のまま世(自分のこと?)は終わるのでしょう 悲しい歌です。 小野小町は晩年は落ちぶれていたと聞きます。 その心理を歌ったのでしょうか。

風流人を気取りたいというのに七夕に特に何もしないという愚策を弄してしまいました。 つまらない話ですが、現代ならば例え川が氾濫しても彦星は川を渡り(モーターボートとかで)織姫に会いに行くでしょうね、想いがあれば。 このようなものをやってみました…

空をゆく 月のひかりを 雲間より 見でや闇にて 世ははてぬべき

小野小町

水無月のころ、蒼天ホトトギスの声だけが響いている いいかげん、梅雨には終わって欲しいものです。 暑いのは苦手ですが、蒸し暑いのは更に環をかけて苦手です。 ホトトギスは季節を告げる鳥です。 時期はずれではありますが、季節が変わることを願い、据え…

どうやら私は健康ではないようです。 まあ、かといって病気でも、無い。 さて、どうしたものでしょうか いつの間にやら一年のうち半分が過ぎ去ってしまいました。 光陰矢のごとしとはよく言ったものです。 色々ありました。忘れがたいこともありました。 そ…

水無月の 虚空に涼し 時鳥

正岡子規