2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

神も仏も、人の心以外にはいないだろうよ この人の歌は悟っているな、と思わされます。 知ることは必ずしも幸福に結びつくとは限らないのでしょうか。

心に残っている風景があります。 広い、雲ひとつない青空。 黄土色の広い大地、そして山。 いつ、何処で見たのかはもう思い出せませんが、ひどく心に染み付いています。 いつか、あの風景と再び出会うことはあるのでしょうか。

神といひ 仏といふも 世の中の 人の心の ほかのものかは

源実朝

東から太陽が昇り、ふと振り返ると後ろでは月が傾いていた。 当たり前のことですが、その当たり前こそが風情と言える気がします。 裏の意味として新しい国の発達とともに古き国は滅び行く、という意味があるようです。 廻り巡ると言うことでしょうか。

何かに夢中になれるということは、とても尊いことだと思います。 好きなことをしている最中にも、ふと、日常を思い出してしまう。 小さい頃、遊んでいて気がついたら逢魔ヶ時。 それほどまでに夢中になれる何か、夢中でいられ続けられる心。 いつまでも、持…

東の 野にかげろひの 立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ

柿本人麻呂

つまらない考えですので隠しておきます。

見かけの乱世よりも見えない乱世。 果てることのない業に終わりはあるのか。 作者が戦乱を嘆いてから一世紀たらず、人は未だ過ちを犯し続けています。 ある道化師の言葉ですが、人は何処から来て、どこへいくのか。

今宵は名月です。 運のよいことに満月を見ることができました。 朧月も捨てがたいですが、夜空に浮かぶ月もまたいいものです。

死出の山 こゆる絶間は あらじかし 亡くなる人の 数つゞきつゝ

西行法師

ちょっと、思ったことを(他人に関する中傷などは含んでいません)。 あまり快い文章ではありませんので隠しておきます。

人生は旅、死後もまた旅、終わらない旅は続いていく。 ある漫画において夢は第二の人生、という言葉がありますが、ならばすべて、旅なのでしょうか。

しばし、考えることがありまた、精神的に疲弊していたため放置してしまいました。 それにもかかわらず訪れてくださっている方がいるとは。 まったく気後れしてしまいます。 閑話休題。各所にて感想が綴られているようですが果たしてどうしたものでしょうか。

なき人の 今日は七日に なりぬらむ 遇ふ人もあふ人も みな旅びと

釈迢空

死んだら蓮台野に弔ってください、かの地は私の望みをそのまま表す土地ですから。 蓮の台は菩薩などが座る台のことで西行はこの台に座りたいと思っていたそうです。 この場合、蓮台野とは岩手のデンデラ野ではなく、京都にある墓地を指しているとされていま…

もう、九月です。 蛙の声が虫の声へと切り替わっています。 最近思うことですが、京都あたりにふらりと旅行に行きたいです。 伏見稲荷大社の鳥居をくぐってみたいという微妙な欲求がふとよぎります。 狐にでも憑かれたのでしょうか、私の住む地域には狐、い…

露と消えば 蓮台野に 送りおけ 願う心を 名にあらはさむ

西行法師