2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

26日にリクエストしてくださった方がいましたので採用させていただきました。 親の七光とされた人です。 まあ、それを払拭する逸話も残っています。 掛詞を瞬間的に作り出した逸話ですが、なんというか掛詞は今でいう洒落なので今の感性では表現が難しいです…

採血をして、自分の血を見ました。 赤というより臙脂でした。 大丈夫なんでしょうか。 まあ、そういうこともあるでしょう。 酸化したら黒くなるでしょうし。 26日に拍手してくださった方。 私はそこそこ悲観的な人間ですから奇跡は対岸の火事程度にしか思え…

死ぬばかり 嘆きにこそは 嘆きしか いきてとふべき 身にしあらねば

小式部内侍

余命一年ありません。 そんなことを言われたら、人はどうするのでしょうか。 私はきっと動けなくなるまで今の日常を繰り返すのでしょう。 すこしでも、永らえるために。

いつのまにやらカウンターが百を刻みました。 このような僻地に足を運んでくださる方々に感謝を申し上げます。まあ、記念として何かしたほうがいいのでしょうか。と思い考えました。 そういうわけで次回の短歌、俳句はコメント、もしくは拍手にてリクエスト…

いちはつの 花咲きいでて 我目には 今年ばかりの 春行かんとす

正岡子規

あえて、これを。 わかる人のみわかってください。 不安定な状態の私にある意味相応しい出典かもしれません。 ここでもうひとつ名言と思えるものを。 「命の重さは同じかもしれない、でも……命の価値は同じじゃないのよ」 (MONSTERよりエヴァ・ハイネマン)

たまらなく、どうしようもなく、「何か」が嫌になるときがあります。 何が嫌なのか自分でもわからない。 ただ只管憎らしい。 苦しい。 そして訪れる自己嫌悪。 またひとつ、咎を背負う。 嗚呼、嫌になる。 吐き出せば、楽になれるかと吐き出すも、やはり訪れ…

くれないの 舞い散る旅で 土となる 風は河波 私は渡し

小野塚小町

久しぶりに辞世の句を選んでみました。 彼については多くを語らないほうがいいでしょう。 彼は、還ってきて何を為そうというのでしょうか。

常々思うことですが、風流を理解したい。 別に花を見て遠い過去を顧みたりするわけでもなく、ただいいな、と思う。 そのようになりたい。風景を眺める余裕くらいは持ちたいものです。

我ゆくも またこの土地に かへり来ん 國に酬ゆる ことの足らねば

東條英機

歌集「空の本」冒頭より とりわけ自由な歌風で知られる人です。 この人の口語訳は読んだ人物が感じたものが訳とするのがいいようなので、私の解釈を。 暑い残暑が続く日、私は父の小さな墓を見下ろしている…… まあ、そのままです。 尤も、この歌は複数の歌の…

本を読む。 その過程の中で一番楽しい瞬間はその物語を読み終えた直後だと思います。 作中で騙られるべきでない登場人物たちのその後。 それに思いを馳せる時、読書の楽しみがあると思う私は異端でしょうか。 そんなことをふと感じた、金曜の夜でした。

向日葵は 枯れつつ花を 捧げおり 父の墓標は われより低し

寺山修司

ものすごい有名な歌です。 中学生くらいで日本史をかじったことのある人なら耳にしたことはあるでしょう。 確かに存命の時はこの通りでした、しかし子孫は……まあ、よくあることでしょう。

基本的に私は日常のことをあまり綴りません。 単に、特に変わり映えのしない日々を無為に過ごしているためですが。 そうして、今日も月は傾き、日が昇っていきます。珍しいことに三日連続で更新していますね。

この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば

藤原道長

土佐日記やら新古今で有名な人の歌です。 人は変わっても花の香りは変わらない 以前題名に据えた小野小町と真っ向から対立するような歌ですが、好みは人それぞれ、ということで。 私本人は花についてはなんともいえませんが、人の心については両者同様、移り…

ちょっとした時間ができたので色々設置してみました。 折を見て補完していこうかと思います。 蛙の鳴き声が聞こえてきます。もう、梅雨に入るのか。 秋は夕暮れといいますが夏もまた夕方は風情があると思います。 むしろ、逢魔ヶ時と言ったほうがいいかもし…

人はいさ 心もしらず ふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける

紀貫之

あえて同じ作者の有名な歌見渡せば 花ももみぢも なかりけり 浦のとまやの 秋の夕暮とは違うものを選んでみました。 この人はこのような歌を好んだようで類似する意味の歌が多数あります。上記の歌を含む「秋の夕暮れ」で終わる有名な三首を三夕といいます。

急激に暑くなってきました。 夏はあまり好きな季節ではないため、非常に苦しいですね。 某企画にて私の作品に投票してくださった方々、ありがとうございます。 最近はそちら方面にあまり携わっていませんので話題に乗れず、ちょっと控え気味にしようかと。 …

下もゆる なげきの煙 空に見よ 今も野山の 秋の夕暮

藤原定家