2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

先日でてきた句です。 暇は(いとま)と読み、灰は(はい)と読みます。 まあ、駄洒落ですね。掛詞ともいいますが。 江戸時代の作品、東海道中膝栗毛の作者の辞世の句です。 やじさん、きたさんといったほうが知っている人が多いかもしれません。 この人は死に際…

珍しく二日連続で更新してみます。 明日から五月です。近所では鯉のぼりが泳いでいます。 一面の青空よりも多少雲があったほうが鯉のぼりが映えると思うのは私だけでしょうか。 風景を見る余裕くらいは持ち合わせていきたいものです。

この世をば どりゃお暇に 線香の 煙とともに 灰左様なら

十返舎一九

南総里美八犬伝の作者の辞世の句です。 最近辞世の句しか据えていない気もしますがそれはそれで。 意味はそのままです。 江戸時代ころになると分かりやすいものが増えてきますが、知能レベルが下がったというより、より多くの人に知ってもらいたいからではな…

世間ではGWに突入したらしいです。 どおりで道が比較的空いているようで。 たまには詠みましょうか。澄み渡る 空の下には 泥へどろ 澄むは財布か 人の心かまあ、休めない人間の僻みですね。

世の中の 厄をのがれて もとのまま 帰るは雨と 土の人形

滝沢馬琴

伊勢物語で有名な在原業平の辞世の句です。 意味はそのままで、 人はいつかは死ぬとわかっていたが、まさか昨日今日とは思わなかった という意味のようです。 人は誰でも未練を遺していくものです。以前の題名に据えた芭蕉の句のように。 その未練を継ぐもの…

もうじき四月が終わります。 今年は例年に無いほど桜の開花が早いようです。 桜葉散り際が一番美しいと思います。散ったあとはとても汚いですが。

つひに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを

在原業平

西行の句のひとつですがこれも東方シリーズにて登場したためか、わりと有名な歌です。 西行の以前、静賢が詠んだ歌、身のうさを 思ひしらでや やみなまし 逢ひみぬ先の つらさなりせばの派生といわれています。 意味としては(自分が身をやつした仏道などの)…

暫くの間が空いてしまいました。 雑文のネタが思いついたら更新しようと思っていたらこの有様です。 その上更新したにもかかわらず雑文はなし。目にあまります。 まあ、ここを好き好んで見に来る様な奇特な方はいないと思いますが。なにやらきな臭いことが起…

身のうさを思ひしらでややみなまし そむくならひのなき世なりせば

西行法師

教科書に載るような有名な歌です。 果たして白鳥は海と空、どちらに染まりたいのでしょうか。 まあ、大衆にまぎれたほうが安心する我々の理解を超えて、白いままを望むかもしれませんが。

もう、水曜日です。 年齢を重ねるごとに時間の流れが速く感じてきています。 あの長い一日はもう無いということでしょうか。

白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ

若山牧水

松尾芭蕉の辞世の句とされている句です。 初めての九州への旅を目前にして、病床に伏せってしまった芭蕉。 彼の最後の句は未練の句でした。 旅の途中、病床で見る夢は枯れ野原を歩き回る夢ばかり そんな意味を持つこの句からはもっと旅をしたいという執念に…

ゆっくりと文章を読んですごしました。 遠い過去に忘れていたことやら何やらが思い起こされ、切なくなりました。某所での企画が始まったようです。 一応、案が浮かびましたので、書いてみようかと思いますが時間という壁を乗り越えられるか…… 間に合わなけれ…

再びどうでもいい話を。本を読む。 私がその行為を意識し始めたのは中学の頃からでしょうか。 当時、私の通っていた学校では朝読書というものがありまして、十分ほど本を読むことを義務付けられていました。 そのようなことがあり、書店に行き私が選んだ本。…

高杉晋作の時世の句です。 こうありたい。 そう願えるくらいの人物に私はなりたいものです。

少々疲れてしまいました。主に精神的に。 まあ、いいでしょう。 ともかくなんとか更新できました。最近、過去を振り返ることが多くなってきました。いい思いではほとんどないのですが。 何故、あのときあんなことを…… ああしておけばよかった…… そんな負け犬…

またしても西行法師の句です。 意味としては、 死ぬなら桜の下で死にたい。二月〈旧暦〉の満月の頃に。 でしょうか。 ともかく桜好きの西行はこの句の通りに亡くなったそうです。

どうやら三日坊主は完遂できたようです。 次の更新は……金曜でしょうか。