松尾芭蕉の辞世の句とされている句です。
初めての九州への旅を目前にして、病床に伏せってしまった芭蕉
彼の最後の句は未練の句でした。
旅の途中、病床で見る夢は枯れ野原を歩き回る夢ばかり
そんな意味を持つこの句からはもっと旅をしたいという執念にも似たものが滲んでいます。

果たして、満足して逝くことができる人は何人いるのでしょうか。