2008-06-13から1日間の記事一覧

歌集「空の本」冒頭より とりわけ自由な歌風で知られる人です。 この人の口語訳は読んだ人物が感じたものが訳とするのがいいようなので、私の解釈を。 暑い残暑が続く日、私は父の小さな墓を見下ろしている…… まあ、そのままです。 尤も、この歌は複数の歌の…

本を読む。 その過程の中で一番楽しい瞬間はその物語を読み終えた直後だと思います。 作中で騙られるべきでない登場人物たちのその後。 それに思いを馳せる時、読書の楽しみがあると思う私は異端でしょうか。 そんなことをふと感じた、金曜の夜でした。

向日葵は 枯れつつ花を 捧げおり 父の墓標は われより低し

寺山修司