今回は有名な作家の作品を。
意味としては、

橋の上から胡瓜を投げたら水音がして河童の皿が見えた

といった感じでしょうか。
また、辞世の句といわれるものはもうひとつあり、

水洟や 鼻の先だけ 暮れ残る

というものもあります。
彼の代表である鼻と河童、それに関わる言葉を遺して自殺した彼は、満足していたのでしょうか。
「ぼんやりとした不安」
それが自殺の原因といわれていますが、それは誰でも持っているようなことと思います。
それに耐えられぬほど彼の心は弱かったのか、それとも我々が鈍くなってしまったのか。